2008年05月

2008年05月18日

車道を走る5

今までの疋田氏の書物の影響もあり、このところサイクリングロード以外はなるたけ車道を走行している。
正直、怖いし疲れるし面倒だしなんだけどね。

そもそも、今までは「近所にサイクリングロードがあってラッキー」なんてのん気に考えていたけど、こっちにだって歩行者があふれている訳だし、あまり左右の使い分けされていないどころか、道は塞がれているわ、犬のロープを延々と伸ばして平気な人がいるわで、最近はこっちの方が怖く思えていたりもする。

さらに、ベルも熊除け鈴も極力使わず、「横通りまーす」と声かけなんてのもやってたり。
歩行者の横をグラサンかけて声も出さずにチンチンならして通り抜けていくなんて、人間味が無いから恐れられちゃうしね。タダでさえ車椅子なんてモノなわけだし。

んで、今までだって車道に出ないわけではなかったけど、自歩道の標識を目安に「ここはいける」っていわば”積極的に”歩道を通って、狭かったりと歩道が通れない場合の避難的に車道に出ていた。
そうするとスロープとか車幅とかの構造に矛盾が無くなるのであった。

で、最近は市街地を車道に出て走ってみる。
走行部分はもちろん左端。ちょうど白線上を駆動輪(前輪)でなぞる形。
歩道の切れ目の段差を気にすることが無くなり走りやすくなった。これは利点。

しかし、問題点。2輪のときとは違ってハンドサイクルは3輪ゆえにバンクに弱い。撥水構造のせいで常に左傾斜。姿勢が安定しないし力が入りにくい。思ったよりも段差などのトラブルは少ないけど、時速20kmでも倒れたら頭踏まれて死ぬのかと思うと恐怖との背中合わせ。最近慣れたけど。あ、前からヘルメットは欠かさない。

とは言え、上り坂とかのママチャリにも劣るような速度になりそうならば、自歩道ならば前もって上がっている。下手すりゃ息が上がって止まるからね。(^^;)

慣れと言えば、自動車側。ホントこの場を借りてお詫び申し上げます。
追い抜くときの車幅が掴めないみたいで、思いっきり反対車線に出て抜いていく。本心「そこまで避ける必要があるのか」とも思えるが、たぶんハンドサイクルを走り抜くなんてこと自体が初めてであるわけで、得体の知れない予測不能なものを回避するわけだから仕方のないことなのだろう。
当の本人は2輪車のイメージで走っているのに。(^^;)

でも、これだから50ccとかもバス専用路を我が物顔で爆走したりしているのではないかと思う。
だって車の流れに乗らなきゃ迷惑がって嫌がられ、それを回避するために車の流れに乗る様にと制限速度なんて無視。で、それが当たり前となっている訳だし。
もともと速度に差のある乗り物が共存することがもっと整理されていれば良かったのでないかな?何てことも思った。地方とそれ以外とかの差もあるけど、時代の移り変わりによるものもあるのであろう。(最近、荷車なんて見ないし。なんて)

そんなこんなで、走り方のメリットデメリットが段々整理できてきたけど、もうひとつ整理したいのが交差点の渡り方。スクータと同じく2段階右折が本当なんだろうけど、横断歩道の信号は自転車用なんだよね。交差点を右折しようと対岸部分で2段階目に入れればいいのだけど、右折しようとするところと赤信号とが同時になってしまった場合。

なんか、やり方が矛盾するのだろうけど、赤信号の下から歩道に上がって回り、手前の横断歩道を渡り、横断歩道のみを若干逆走する。もちろんのこと徐行が絶対だけど、
どうせ速度は出ないし。
と、こんなやりかたで対岸左側に入ることをしている。

あと、一方通行路の自転車除外されているところの走り方とかも整理が必要だね。

で、思った。
あまりにも「自転車は歩道をどうぞ」ってだけの構造ばっかり。ドライバーからもそんな視線がビシバシ感じられた。痛いなぁ。

でも、今までそんなこと神経質に考えてなかった。たまに気になりはしていたけど、ノドモト過ぎればなんとか。逆に気にしすぎなのかな?

でもって、今後自転車道が無理だとしても、もうちょっとでも歩道を削って、中央分離帯ってことで幅広くラインを設ければ、追越しやすいだろうし、路駐の増加は防げるだろうし、バスや緊急車両も走りやすいのではないか?と思う。

更に歩道が歩行者優先ならば、いっそ車道は自転車優先を基本としてはどうなのであろうか。もっとも自転車側が義務を守っていることが求められることではあるけど。これは疋田氏も指摘してますね。そうなると今度は詳細にバイクとの共存も考えなくてはならないのかな?

などなど、熱く語ってみた。

そうそう、今日は初めて今野製作所を訪問してみた。今まで何度と無く前を「オーダーのしかも2輪車なんて自分には関係ないか」と通り過ぎてたけどね。もし、ここの方々がハンドサイクルに興味を持っていただけら、良い車体ができそうで嬉しいのだけど。なんて。

でわでわ

tetchin01 at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Hand Bike | 日記

2008年05月10日

疋田教5

いやいや、前回の続きで疋田氏の著作にはまっている昨今なのである。

故にハンドサイクルたるオノレの存在が自転車社会のうちのどこなのか、勝手に模索している今日この頃。

「自転車をめぐる冒険」と「自転車生活の愉しみ」を平行して読んでいる始末。

前回の「〜7つの理由」ではママチャリをけちょんけちょんに言っていたかと思うと、
今度はその存在をあたかも共生しようとしている書き方。
著者も日々進化変化しているということなんだな。と思う。

で、我らがハンドサイクルはその中でもどのようなポジションで捉えるべきなのか。
これが今頭の中をめぐり回る懸案事項。

ママチャリ>=ハンドサイクル>=MTB>=ロードバイク

なんてくらいのポジションで仲間に入れていただたい。切にそう思う。
もうちょっと考えをまとめてから、疋田氏に直接話しかけさせていただきたいと思う。
今のままではトンチンカンでマッチョでマニアな男な奴だしね。
是非次回の書物の中にはハンドサイクルも自転車の一種として紹介されたい・・・。

んな感じ。

tetchin01 at 23:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Hand Bike | 日記