2010年05月

2010年05月31日

自活研の総会へ

先日、都内にて行われた、NPO自転車活用推進研究会の総会に初めて参加してきた。

幾度か理事長へ直接メールで物言いをしていることもあり(^^;)、特に発言はしなかったけど、こうイベントが都内で行われることが多く、どのように地方ヘも発信すべきかなんて話にも発展したり。

その中で、今年の事業計画も発表された訳だけど、興味深い項目が一つ。

「自転車活用に関する調査研究」として「新たな自転車ニーズの方向を調査分析し、幅広い層が安全に利用できる自転車とその常用環境に関する情報と研究を行う。」 というものがあり、実はこれ昨年度行われた「障害者自転車ニーズ調査研究事業」を継続する段取りだとか。
(自活研のH22事業計画書http://www.cyclists.jp/pdf/H22plan.pdf)

とはいえ、すなわちハンドバイクではなく、昨年度はいわゆる3輪足漕ぎ自転車の調査研究を行われた模様。調査期間も短く消化不良の感が否めず、もし機会があればハンドバイクを主張する、いいキッカケになるかも知れません。

今年度は予算を昨年の半分まで縮減して活動されるとのこと。
自分の職場も似た様な感じだけど、一会員として凡人なりに何ができるのかな?なんて考えてしまった。

そして感じられたのは、今のところ自転車の機体にその可能性を見いだそうとしているけれど、それだけではなく、走行環境そのものも含めて考えてた方が良いと思った。ただ”障害者”のくくりだけだと3輪自転車もあればタンデムにハンドバイクにと、かなり広範囲になると思われるのだけど、どうもそこまで思いは巡られていないのかなと思われた。

物理的な問題を解決するのなら、

●走るための、道路の構造。
(自転車レーンに限らず、3輪では危険な横勾配のウネリや、段差の解消など)
●停めるための、駐輪場の構造。
(地下や立体の駐輪場への、いわゆるバリアフリーなど。それより最初から既に整備されている、ユニバーサルデザインの方が先行してほしいけど)
●走るための、自転車の構造。
(それぞれの障害に対して対応するための自転車の構造に対する基準など)

これらを見つめ直したあと、法整備などの問題として、

●走るための、交通ルール。
(登りなどで低速にならざるを得ない場合の対処法など)
●駐輪するための、駐輪禁止除外を含めた駐輪ルール。
(立体駐輪場など、停めることができない場所への対処法など)
●自転車の構造に対する、安全のルール。
(過剰防衛になることの無い最低基準の安全基準など)

これらを整備する必要があると思う。
あくまで理想論ではあるけれど、これらを見つめ直せれば、2輪にとっても良い環境が整うのだろうと信念を持っていたりする。

そんな感じで、でわでわ。

tetchin01 at 22:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年05月29日

日よけ

なかなか気になる。
紫外線はお肌の大敵。もう曲がり角まわったし。(T_T)

実際問題、風の影響が気になる。
「25km以下で〜」なんて言ってるけど、パラシュートブレーキになるんじゃ意味ないし。う〜む


2010年05月23日

MITもやっていた

レバー式駆動。

おいらは楽しみのためにやっていたけど、調べてみると、それを研究し必要な人へと提供することを目的に活動している人たちがいた。

かのマサチューセッツ工科大学である。ケニアにその工場などの本拠を置き、車椅子に対し様々な提案をしている模様。Youtubeの画像にはハンドバイクにも似た構造の車体も見られる。
ホームページ
http://web.mit.edu/newsoffice/2010/amos-wheelchair-0218.html
Youtube


正直、英語がわかっていないので詳しくはわかっていないけど、ただ、車椅子を送りつけて満足している訳ではなく、悪路ゆえにこの構造を必要とされていることに注目していることがすごいと思う。

自画自賛だけど、LOMO+Nudriveを付けた構造とほぼ同じ。ちょうどLOMOのタイヤをもっと小さくできないかと考えていたので、まさにタイヤ比は理想型かもしれない。

大きな画像が無いので細かな構造はわからないけれど、レバーの終端に歯があるため、それなりの変速比があると思われる。
このレバーの長さから、かなりの段差などにもトルクを出せるようにしていると思われる。
それに未舗装故に手が泥まみれにならないことに注目している点もレバー式を知る人でなければたどり着かないところ。

舗装路が多くなったことに喜んではいたけど、そろそろ車椅子が次の段階に進むべき時期が来たのかもしれない。

tetchin01 at 21:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年05月16日

痛恨のバックドロップ

久々にやってしまいました。いつ以来だろう。

今日は友人たちがバーベキューをやっている。
おとといからの熱発を無理矢理押さえ込み、とりあえず顔見せだけでもしたいなぁと、お気楽にLOMO360は付けずにNudriveだけの装備で出発。

考えてみたら、LOMOを付けずに車椅子だけの装備は初めてだった。

最寄りの駅に着く手前、そこまで歩道がないので車道の端を気持ちよく進んでいざ乗り上げようとしてちょっと思った。

「どのくらいチカラで押せばあのちょっとした段差をキャスターげられるのだろうか?」

「え〜い、やまかんでいったれー」

えい!ってやったら・・・きれいな青空が見えた。

ご近所さんが集まってきて、早々上げてくれた。いやはや、なさけない。
車椅子に乗り始めた頃の未熟なままの自分がそこにいた。

車椅子でいるだけでも見られている感じがするのに加え、レバーを付けているとより自意識過剰な、より見られている気がして恥ずかしかったりもする。
ハンドバイクはその分スピードを出してごまかせるけど、ま、マイノリティー故の味わいだから致し方無し。

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改めて考え直すと・・・、
前方の荷物が無いため加重バランスが違ったことに加えて、Nudriveのチカラがまだわかってなかった。
前進することができても後進することができなので一度力点を超えてしまうともとに戻せなくなる。

ましてや歩道の2cmの段差があっては突っ込むにも突っ込めない。
だからといってキャスター上げながらのスライド走行はできない。

いや、転倒防止バーはある。けど、OX社のオプションはあまりにも介護よりなので使う気になれない。
注意書きにすら「完全に転倒を防げません」なんてある。

ま、転倒防止とステッピングバーの両方を備えようとしてあの形になっているけど、どうせなら「ショックアブソーバーも備えウイリーしたまま走れます。」くらいの代物であれば、とてもおもしろい組み合わせになるのに。

レバー式が普及できない理由はここにあるのかも、なんて事を思う。

2010年05月09日

Nudrive、解体新書

悲しい性、やっぱり解体してちょいと中を覗くことにしました。
IMGP0100_2


まずは気になっていたブレーキ構造。
IMGP0113_2

これがブレーキシュー。
ちょっと他の物で代用するのは難しそう。
結構、昨日かなり無茶に多用したけど、思ったほど減ってなかった。
今後これに種類が出たら嬉しい。

次にフリー機構。
駆動状態。
IMGP0109_2

解放状態。
IMGP0111_2

こんなカーボンのコマぐらいでチカラが制御できるところがなんとも。

いよいよ、中枢のクラッチ機構。
IMGP0115_2

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IMGP0117_2

この三段活用わかります?
どうやらこの棒状のベアリングが締め付けるというような構造のようです。

スピニングリールも自転車部品も出しているんだし、シ*ノさんだったらもっときめ細かいのできそうなのに、惜しーですね。
もっとみんな歩いて外に出掛けようーゼ。(^^)b

2010年05月08日

Nudrive、第一目標達成

なんだかんだ手を加え、気を取り直して、外に出た。
自宅は山を切り崩した住宅地。まだちょっと山の面影を残すところもあり、今まで踏み入れたことがなかった。
軽自動車でないと入れない細い道で、ハンドバイクだと空転して登れず、車椅子だとちょっと大変。

そこで、前輪ユニットLOMO360とNudriveのお出まし。

前述の通り、速度は遅い。けど、走り続けることができる。
今までは車椅子やハンドバイクの機構上、バランスが保てず走破することができなかったけど、今回は違う。機能的にはまだ登坂できる能力はある。単に自分の体力不足。これは鍛え甲斐がある。

正直、ハンドバイクでは楽に走ろうと合理さを無意識のうちに求めてしまい、空転してしまうことを理由に、チカラを押さえてしまっていたのかもしれない。

そんなこんなで一日の時間をふんだんに使い、自宅を挟む里山2つを登った。

一つは、いつも駅から見えていたガードレールがどこから延びている道なのか知りたかった。答えは某携帯会社のアンテナ基地局が終点で頂上となり、そこから階段で下るという道だった。

もう一つは神奈川県と東京都の県境となる尾根道。
ここは、まだ車椅子になる前、小学校の時の恒例の遠足コースだった道。
途中階段となってしまっていたため、半分くらいしか通れなかったけど、その面影を見ることができた。
とはいえ、片側は既に住宅地と化していた。それでも尾根を挟んで反対側は急斜面なため緑地として森が残っていた。
自転車雑誌にも時折里山コースとして紹介される道。まだ森が残っているうちにもっと通ってやろうと思う。

未舗装の道を通るのがこんなに楽しいとは思わなかった。
やっと目標が形になった、そんな気分。

以下、ここ数日で通った道の画像をいくつか。
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Nudrive、早速改造

Nudriveもいくつかのオプション品がある。
しかし、それらは商品が届くまで知らなかった。
いや、ビデオでその存在はわかっていたけど、どんな物なのか、どこに掲載されているかがわからなかった。
なぜなのか、会社のホームページではなく、Facebookの画像集に出ていた。
なので参考のため、引用。
s73105705843_2337185_550876s73105705843_2337181_575878s73105705843_2337184_953933s73105705843_2337183_7571533






この中のグリプはいいなー、と思いつつ、こんなんだったら自分でやってやれとばかりにバーテープを巻くことにした。
IMGP0055

元のグリプの重さがなくなった分、振りが軽い。クッション性も高まり、漕ぎやすくなった。

さらに、もっと振りやすくならないかと、ふと頭をよぎったのがこれ

で、作ってみたのがこれ。荷造り用のグリプを付けた。
IMGP0063_2

結果、思ったように振り回すような手の動きにならなかった。ようは慣れの問題のところもあった。
ただ、レバーを取り外した後の持ち運びに楽そうなのと、左右の差が一目瞭然。考える手間が減った。

振り方と、インパクトの瞬間と、チカラの入れ方。
これらの組み合わせをもっと科学する必要がありそうだ。



Nudrive、取り付け編

順番が逆になったけど、やっと届いたNudriveを取り付けた事などを。

ま、こんなビデオもあり、説明書を見るまでもないのが嬉しい。


その中でもわかりづらかったことを。

ホイールへ取り付けるアダプター。
先ずはリムへの取り付けが大丈夫なのかがわからなかったけど、説明書に同封されてこんなゲージが付いていた。
IMGP0025

これでハブとリムが適合するかを見れる代物。

しかし、悲しいかなオーエックス、アルミのリムが変形しているからね、どうしようかと思ったけど、3種類のアタッチメントのうち真ん中のが適当だろうと判断した。
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次に組み込み、最後に突っ張り機構として締め込む機構がどんな風になっているのか興味がわいて、ちょっと締めてみた。

チチチ・・・あれ、戻らない。

なんと、締め殺しの機構だった。物は試しで逆転してみたら、ガキっといやな感触。

しかたなく開けてみた。
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何とも小さな爪だった。それも3個のうち1個が欠けた。大丈夫かなー。
お、結構大丈夫。

で、くみ上げた。

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以前乗っていた機体からのお古で、松永製作所の折りたたみの荷台があったから、それをスタンドとして利用。

どう?

2010年05月03日

Nudrive走ってみた

今回は標準的な長さのレバーのものを買った訳だけど、ちょっと長かったのか、平地は遅い。
ただ、その分、無理矢理短く持つと、予想どおり負荷が変わる。
ただ、グリップのゴムがないので手は少々痛くなるけど。

しかし、本領発揮は坂。
丸いマークが入っているくらいの坂でも遅い分トルクが上がって登れる。
これなら前輪ユニットを付けさえすれば悪路もいけそう。

ブレーキは、例えれば片側だけのディスクブレーキのようにシューを回転しているプレートにテコの原理で押し付けるだけ。効きは・・・期待したより悪いかな?それよりキーキーうるさい。

走るにしろ止まるにしろ、まだ慣れていないから感覚がついてこない。
さらに使っていない筋肉を使うから、明日は筋肉2になりそう。

取り付けの状況はまた今度。

2010年05月02日

NuDrive、来たー

べいべーな日ですね今日は。
20100502(003)

昨日の片付けでたっぷり吸い込んだホコリのせいでくしゃみが止まらない。
気を取り直して、床屋から帰ってきたら・・・


うひょ〜。

きたきたきた。
20100502(004)

レバー式駆動ユニットのNuDrive。

無理かもと思ったアタッチメントもちゃんとリムにつきそうだ。
詳細は後日。