2010年09月

2010年09月21日

みちしるべ、反省

前号の相模原市の転車通行環境に関するモデル地区について。

ここ、自転車”道”指定の場所なので歩道はもちろん、車道にも出る事はできません。
相互通行だったり、妙なシケインはあったりとしたところで、

「なんでこうなんだ!」と感情あらわになってしまいました。

でも、よくよく考えてみるとこのモデル、下記リンクにあるように4パターンのうちのどれかなんですね。

国土交通省、報道発表
自転車通行環境整備モデル地区の整備状況について
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000134.html

同、整備手法のイメージ図:
http://www.mlit.go.jp/common/000124435.pdf

それらの整備がどう機能しているのかを見極めるのが、社会実験の本質なんですね。
それを思い出しました。

とはいえ、自転車レーンが一番好きですけどね。

tetchin01 at 20:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)みちしるべ 

2010年09月20日

みちしるべ、やってみた

昨日の事。相模原市の自転車通行環境に関するモデル地区に行って、実際に評価シートをしてきた。

今日は友人の集団がBBQをやっていたので、拝島まで輪行して、サマーランド近くの河原までひとっ走り。

しばし顔見せをしたあと、また拝島から八王子を越え相模原へ。
ここまでで結構バテた。小山を三つ分あったし。

自転車道も何も、ここいらへんは以前から測道が存在していた訳で
20100919(010)

BlogPaint
そこから車を排除したって感じ。

で、その自転車レーンの始まり。
20100919(001)

って、すでに自転車道に指定されているではないですか(T_T)
じゃ、ここいらじゃ車道は走れないのか・・・。

入ると中央分離帯のごとくポールが立ち並ぶ。
20100919(002)
20100919(006)
あらら、自転車”道”なのに自動車が立ちはだかる。これが逆ならクラクション鳴らされっぱなしなのに。

とはいえ、交差点の前にはこんな車止め。
20100919(003)
基準がわからないけど、歩行者の滞留場所が現れる場所がある。
だからこその車止めなんだろう。この場合、自転車道も車道ならば、横断歩道をもっと下げるべきであろうに。ゲームでもあるまいし、障害物をワザワザ置かなくても・・・。

そして店舗の入り口にはこんな表示。
20100919(004)
しかし”自転車注意”の表示は一つもあらず。
車道との間には植栽。ほぼ一切、自動車から自転車の存在、自転車から自動車の存在は確認できない。

さらにユニークなのは交差点の処理。
結果からすると、まずは横断歩道の幅が基準。それを取る事が大前提。
20100919(009)
これだけなら自転車帯も直線。うまいと思える。
・・・でも、
20100919(008)
その手前にはシケインが。
一直線には行かせてもらえないのね。これが車道の自動車ならどうなんだろうか。

でも一つだけタメになった。
国道だし、多重斜線だし、中央分離帯がある。だから、横断歩道さえなければ歩行者は出てこない。
逆説的に、ならばそういう車線に自転車レーンができるのは事故の確率が減って効率的なのかも知れない。

で、直感的に書いたその場での評価。
計算はしてない。
20100919(014)


そうそう、拝島から八王子に出る途中でこんなレーンを通った。
20100919
素晴らしい自転車レーンだと思った。実際走りやすいし、自動車もハンドバイクの脇でも問題なく走っている様子。
しかし不可思議な表示。
実はここ、結構ななだらかな上り坂。なんのに”スピード落とせ”の表示。
よく見てみればこの先坂の頂上。ということは道交法にある頂上の徐行の事なのだろう。
ということは、これはオートバイを想定していないだろうか?
ひょっとしたら、自転車レーンなのではなく、ラッシュ時のオートバーレーンになっているのではないか?
そんな事を感じ、ちょっと寂しくなった。

tetchin01 at 22:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 | Hand Bike

ターンシグナル、再び

今日見かけた記事から。

製品ではなく、何かの受賞作らしい。


点滅パターンがなかなかお茶目だし、手元スイッチも割と機能的。
だけど、昼間にこれが機能するか?
ちょっと光量不足なのと、LEDの色が柔らかいと思う。
やっぱ黄色でもっとパシパシ光らなくちゃ。

以前見かけたのは、服に縫い付けて点滅させるものだったけど、これは服が限られてしまうので適用範囲が狭いと思う。


その点、上記のはバッグだから服は普段着で良い訳だ。

ハンドバイクにはちょっと向かないけどね。

まだまだ答えが出ませんね。

tetchin01 at 19:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 

前輪ユニット

今日は今週末に行く京都への新幹線の切符を買い、その足で町田にあるケルビムさんへお邪魔しました。
http://www.cherubim.jp/

何をしに行ったのかと申しますと、前輪ユニットの製作を依頼するため。

ま、前輪ユニットといえばLOMOがある訳で、それも先代のハンドル付きと360。
そのハンドル付きをさらに前2輪にできないかとの相談をしてきました。

これと
3a8c0ec2.jpg

これの間の子ですね。
1558960844_29
(出典元:http://www.sitski.com/offroadchsale.htm)

取り外せる前二輪。
今のところこの部類はない訳で、どうしてもLOMOの前一輪だと横勾配が大きくなると横転する危険が増してしまい、河原などで握りこぶし大の石がごろごろしている様なところには入れなかった。

どうせならフルストロークのサスペンション付きなんて言いたいけど、それは面倒なので最も単純な固定型として依頼したところ、実現可能とのお答えを頂いた。

苦節10年。
これでやっと、求めていたオフロードに強い車椅子を手に入れる事ができた訳である。

しかし、今や人気のケルビムさん。いつ完成するのかは神のみぞ知る。
とりあえず来月末に手持ちの部品を入れて、もう一度見積もってもらう事に。

帰りがけ、ケルビムにこんな幼児車があり、記念にパチリ。
20100920
しかし、子供にこの良さはわかるまい。(^^;)



そして、帰宅すると、例の物が届いた。

え?何ってFREE WHEEL。見切り発車で買っちゃっいました。(^^)
20100920(001)


とりあえず付けてみた。
20100920(002)

20100920(003)


乗ってみると、かなりフットレストがしなる。
樹脂プレートだけだからだけど、何か補強策が必要。
20100920(004)

京都に持って行くかどうかは思案中だけど、デイパック一つに入る大きさというのがいいね。

これが進化ってもんよ。

tetchin01 at 17:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 | Hand Bike

2010年09月18日

みちしるべ、評価シート

前述の評価シート、やっぱりそのリンクが見つけづらい。
昨日の研究会で事務局側も言っていた。

直感的な評価がしやすいのは喜ばしいんだけど、それだけじゃねぇ。

なので、ここに画像で貼ります。
michishirube_checklist

印刷して現場に持って行っちゃいましょう。
直感的な評価だけの場合より、より具体的な評価ができます。
その評価をもとにあとでコメントとして本文を書けば、より客観的な評価ができると思います。


で、出典元。
http://www.cyclemode.net/michi/wp-content/themes/michi/images/michishirube_checklist.pdf



それから、手っ取り早く自転車について取り組んでいる道路を知りたいならば、国土交通省のこの一覧表がありますので、近くの道を探してみてはいかがでしょう?

国土交通省:自転車通行環境に関するモデル地区一覧
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/06/060117/03.pdf

自転車に使い易いならば、ハンドバイク目線ではどうなのか。
そんな主観的な言葉で評価してみても良いと思います。


tetchin01 at 20:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 | Hand Bike

2010年09月17日

みちしるべ

michishirube_logo_icon_4c


なんか、ヤジロベエみたいな語感で良いかも。


今日からNPO自活研からの発信により「みちしるべ」のサイトがオープンされました。
http://www.cyclemode.net/michi/

これは、自転車が通る道路をみんなで見つめ直し、評価することを目的とした取り組みです。

「なんだ健常者相手のことじゃん」とは言うなかれ、実はこれ、おいらもチェックリストを作成する時に意見させてもらい、その幾つかを取り入れてもらいました。

とは言ってもその全てがハンドバイクに関することだけではないのですが、それでもハンドバイクの目線も含めた内容になっていますので、健常者含めみんなで考える事ができる内容になったと思います。
http://www.cyclemode.net/michi/wp-content/themes/michi/images/michishirube_checklist.pdf

たとえば、プラス要素の1「自転車が自転車を追い越せる」
これは自転車同士でも速かったり遅かったりがどうしてもあります。
ハンドバイクの登りはそれは惨めなものです。それでも自転車が自動車からの影響を少なく且つ自転車どうしでも問題が少ない方が良いだろうとの思いを込めた言葉です。

次にマイナス要素の9「車道左端の勾配が大きく、ハンドルをとられやすい」
これは3輪においては横勾配は転倒し易く、それが車道であれば命取りです。
その言葉を2輪の人にも当てはまるようにアレンジして項目に入れてもらえました。
ハンドバイク目線からは「倒れる危険がある」とか、「バランスが取りにくい」なんて言葉に置き換えて考えていいと思います。

次に続けて14「路面が荒れている、あるいは磨き石や鏡面仕上げで滑りやすい」
もともとは荒れているという事だけだったのですが、以前参加した利根川でのイベントで小雨にもかかわらず2輪の転倒者が続出した事が頭から離れませんでした。
そこは新しい舗装にも関わらず坂の部分に丸砂利の装飾舗装を施すという危険な工事だった事を思い出し、この項目を提案しました。
ハンドバイクでもブレーキ性能は弱いし、前輪がハイサイドを起こせば危険でもあるので、十分に検討評価してもらえる項目だと思います。

どうです?

そして、地図上の評価システムなんかでは、こと、その利用が想定されていなかったハンドバイクからの指摘は全て「ここがダメでした」と批判的な言葉から始まってしまうと思いますが、そこは人間的なフィルターを使って、「もうちょっとこうだと良いと思います」という言葉に置き換えて、理想を一つづつ積み上げて行きましょう。

ですので、目線はハンドバイク。主語もハンドバイク。考え方もハンドバイクで。
きっとそうすれば「交通のユニバーサルデザイン」が出来上がる事でしょう。

自転車が不得意な人(道路管理側)にも、健常の2輪乗りの人にも、ハンドバイク同士でも、理想と現実がまだはっきりと見えて来てない今だからこそ、この様な取り組みにより、

「まずは自分の理想を見つける」事から始めてみてはいかがでしょうか?



tetchin01 at 00:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記 | Hand Bike

2010年09月12日

前輪ユニット見つけた

前から気になっていた前輪ユニット。

固定車用なので、折り畳みに付けるためにどう改造できるか考え中。

この大きさで強度にさえ問題がなければ、ハンドバイクに積んで旅行にすら行けてしまうかも知れない。

ハンドバイクも前輪もと欲張ると、一つはシュトリッカー社のシティコンパクトのベルト駆動を使うてもあるけど、そこまでの出費は大きい。

国内であれば自家用車や宅急便で運べるけど、飛行機移動まで視野に入れるとこのくらいの小ささが欲しくなる。

ただ、どうも動画を見ていると、このユニットそのものの強度も不安。

パイプをくわえさせて接続させているようだけど、固定車であれフットレストの部分にこれだけ加重をかけて良いのかわからない。ましてや折りたたみとなれば、横ビーム(突っ張り棒)だとかで補強しなくはならない。

$499。今のうちか!?




さらに動画。



tetchin01 at 22:40|PermalinkComments(1)TrackBack(0)Hand Bike | 日記

しかし、車止め

mixiでも書いた事でもあるけど、今日は夢舞いポタの試走に再び行った。

前回の試走でバンドバイクではキツイと思われるところに回避ルートを設定してもらえるように話したものの、実際に走った事がなかったので感じがつかめなかった。

全部で3カ所あるうちの2つは登り坂がキツイところ。
飯田橋から神楽坂に回り市ヶ谷に向かうコースを飯田橋から市ヶ谷、四谷まで外堀通りを一直線。

他の人はわからないけど、どこに行っても川や池があると思わず水面を眺めてしまう。
釣り好きなこともあるけど、近所のサイクリングコースでも大抵の人がそうなる事を考えると、なにか本能的な物があるのかも知れない。

で、その外堀も植物性プランクトンで真緑な水面ではあるけれど、これはこれで都会の雑踏の中に現れるとそれでも思わず目が行ってしまう。

大会までにどれくらい秋を感じる様な風景に移り変わっているか楽しみ。


次の回避ルートは、四谷から赤坂御用地沿いを通る本来のコースは大きな谷を通るため、その坂を避けるように設定されたコース。

この距離の最後にこの坂はちょっと勘弁というくらいのお坂だったので、回避してとても楽になった。
回避したからといってつまらなくなる道なりでもなかったので、よかった。


それと、3つ目は車止めがあるために回避しようと設定したコース。
回避した結果、駐車場を通らなければならないのはなんか寂しかった。

で、今日、もう一度行ってみた。

IMGP0175_2


見ただけで素通りしようと思ったけど、しかし、どうにかならないモノかなぁ。ともう一度行ってみて、思った。

なんでこんな作りにしているのかな?なんて思いつつ、「このやろー」とばかりに手でにぎるとユレルではあーりませんか!

で、もっと強く押せばかなり倒れる。
あれれ?って、無理矢理ハンドバイクで突き進んでみると、通れちゃいました。

車止めだけ見てて、周りを見ていなかった。
自分で撮った画像を見る限りだけど、そもそもこの道は何が通れる道なのかの表示がないのかも知れない。
平坦な道なのに車椅子が通れない(と思てしまう)道だなんて悲しい。

たぶん、オートバイが入ってしまうのだろう。けど、それがエスカレートしてしまうと、ペダルだけが入るパイプでできた車止めだとか、車椅子用U字ゲートだとか、とてもつまらない作りの道になるのだろうな。

多摩川とかを通ってみて感じた事は、U字ゲートって電動車椅子やシニアカーは通れないんじゃないかな?
業者さんとかもがんばっているのだろうけど、でもこれって無法者を物理的に排除しようとしながら、あまりにも自由がなくなっている様なそんな気になる。
スクーターとかを排除したいのはわかるけど、せめて交通の基準はシニアカーの設計を最低基準にして欲しい。

そうしてくれれば鉄道業界のシニアカー対応と同じ目線で考える事になるし、そうすればアダプタ式のハンドバイクならば同等の寸法になるのだし、今後増えるのではないかと勝手に思っている前輪ユニットや前輪電動ユニットにも対応できるようになるので、個人的には嬉しい。

要はもっと街を楽しみましょう。ということだ。

tetchin01 at 20:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Hand Bike | 日記