2015年10月

2015年10月27日

平等と公正

さいたまクリテリウム、先日行きました。
なにやらパラのタイムトライアルもあって、外国人選手も来ると言うではありませんか。

ということで現地でパンフをもらう。
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お、車いすマーク。
これはそれ専用の観客席と書いてある。よし。

しかし、エレベータが複雑。
この通りだと見込んで降りても「もう一つ先」とかばっかり。

スタッフジャンパーのお兄さんに聞くと、
「自分はわからない、あそこの警察の人の方が知っていると思う。」
それを言われ、不思議に思って聞くも
「さぁ・・・」「トイレですか?」
で終わり。

何だこれはと訳も分からないままこの地図を頼りにサマヨウ。

ここいら辺のはずだけど何も表示がない。
でもちょっと広めの沿道だ。

別のスタッフジャンパーのお兄さんに聞く。
「ネクタイしている人の方が偉いから自分ではわからない。」
と日本語にならない日本語で返される。

でネクタイをしている警備のようなユニフォームの方に聞く。
「私ではわからない」

いったいなんなんだ、

こいつらは。


もういいです。ここいらで見ますから。と
出だしも遅かったし、余計な時間もかかり、前列などは既に埋まっている。

それでも2列目。すき間からでも見られるだろうと。
オープニングから2時間前。
コンビニで仕込んだおやつをつつきながら、
文庫本を読みながら直射日光の降るなかを待つ。

前列の人たちが会話をしている。
「去年はもう少し遅かったのであっちの方で見てましたよ」
「もう毎年見てるんです。」
「あの選手たちのチャリは(なんたらかんたら)」
奥の方がざわついた。
メインステージでアナウンスをしているようだけどここでは聞き取れない。

いよいよ始まろうとした時、観客総立ち。

すき間がない。
わずかなすき間も子どもが押し寄せる。

まだ場所取りだけで帰ってこない席の場所だけがかろうじて見える。
目一杯、腕を延ばしてなんとか撮影。
PA240435

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これが、レース観戦なのか。

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まるでオリだな。

こりゃもうダメだ。
これが本当に車いす席なのか?
いや、何かが違う。

そう思って見上げた斜め上。
歩道橋に車いすのご高齢の方の姿が。

いやいや、誰かの親族なのだろう。
・・・いやでも。

エレベータをつたって行ってみた。
これが本当の車いす用の席だった。

歩道橋にさらにスロープと壇上の席があり、歩道橋の柵ではなくガラス越しに覗ける。
(右テントの上の方が先ほどの場所)
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・・・と、遠い・・・。

そして隣を見れば、先ほどのご高齢の方が手を振りオープニングの選手たちを見送っている。
「あら、こっちは見てくれないのね。」

このひとことでなぜだろう、一気に冷めた。

先ほどの沿道の臨場感は最高だけど、人のカベ。
通行を停め、出入りすらできないようにしているここは観戦に支障はない。
ついでに臨場感もない。

もう、初めて車いすで社会に出た、あの時と同じ感覚がよみがえる。
閉塞感、空虚感、悲壮感。
ついでに、沿道で聞いた会話、そのほとんどの人が言う言葉が「チャリ」
その言葉に疑問ばかりの自分にはお腹いっぱい。

せっかくのハンドバイクのレース観戦。
全くイメージしていたものと違った。
その嫌気にレース自体も始まる前に、退散。

やっぱり観戦は自分の性に合わないことを悟る。
画像を見返しても、柵ばかり。
ふと、いつだか見たイラストが頭をよぎる。

「平等と公正」

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【追記あり】「平等」と「公正」の大きな違いが1秒で納得できる画像
http://buzzap.jp/news/20141111-equity-vs-equality/
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いったい何が見たかったのかなと、自問自答。
帰りみち、なんとなく釣り堀。
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結局このコイたちと同じだったのか。
ただの群がり、烏合の衆。

ある意味、貴重な、空振りの一日。

tetchin01 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2015年10月11日

福祉機器展

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今年も行けました、国際福祉機器展。

だんだんと出展物が自分の興味と重なってきたように感じるこのごろ。
ハンドバイクをはじめとして移動機器を中心に見てきたわけで、やはりと言うか電動ものが多くなってきた。

(セグウエイ的なものはメーカーが違うかと思うけど、イメージということで)
gammy


sopaur


alver


(このメーカー自体もなかったけどイメージとして)
New Firefly


これらの展示はどうやらコンセプトモデル、イメージとしての展示だったようだ。
業者を叩きたいわけではない。けれども、それぞれ元々の国では商品として存在していて、販売され利用されている。

ということは、諸外国そのものがイメージでしかなく、日本の現実が見えてこない。
その差がなんなのか、もっと積極的にピールすることで次の時代を作ることができるはずと思わずにいられない。

例えば、自動車業界のブースを見ていて思う。
車体に乗り降りすることは一生懸命にアピールされている。しかし、肝心の駐車場の使い方を知らせるようなアピールを展示では見ることはない。

機器をハードの問題とするならば、使い方はソフトの問題といえるだろう。
この2つをうまく機能させて初めて発展することもあるはずで、機器展とはいえ、是非そのところも突っ込んでいただきたいところだ。

上の動画に関係する今年の展示については申し訳ないが、去年見たドイツで見たメッセの縮小版のコピーにしか見えてこなかった。
自分自身がそのように思っているところで、ハンドバイク然り電動の機器は身体機能を補うものであるのと同時に自動車利用でも失われてしまう機会を取り戻すためのもの。

その機会が何によって失われているかを考え突破できれば、きっと次の時代が来るはず。
具体的には道交法、原付と歩行者の間にその「すき間」はある。

健常者が使う歩道上の電動アシストに奪われた、その地位を奪還する時期に突入した。

今回の福祉機器展の感想はこの一言に尽きる。
ユーザーができること、メーカー販売者ができること、役人ができること。
第2のバリアフリーとして、もう一度、目標を定めて動き出す必要がある。


ところでこれも良いよね。道路運送車両法上、ダメだと思うけど。


tetchin01 at 13:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 車いす補助車等(仮称) | 日記