2018年11月
2018年11月17日
ジャーナリズムとはなにか
読書。
「ジャーナリストという仕事」
(岩波ジュニア新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4005008224/ref=cm_sw_r_cp_apa_PM-7Bb724X2ZE
本来は学生が読むものらしい。
でも、いいオッサンも読み応えあった。
最近、モビリティジャーナリストという方に会い、さらに最近はサボっているものの、自分のブログもジャーナルを名乗っているところから、急にジャーナリストという言葉に興味が湧き、慌てて読み漁った。
単純に読んで良かった。
自分の持つ疑問、現場に行く、小難しい話を聞く、考える、この様な答えの導き方もあながち間違いではないのだと。
そこでこの本、なんと言っても一冊に通してある言葉は、ジャーナリズムとは権力のチェック機能である、という言葉。
さらに、ジャーナリズムの危機は民主主義の危機である、と。
ま、ただのパンピーに何ができるわけもなく、でも、人とは違う視点の見解は伝えずにはいられないわけで、わずかでも人の役に立つのであれば、と思い上がることもあるわけで。
そんなモヤモヤを後押しされた言葉が、以下。
言うはたやすく、されど、孤独な道です。ですが、たとえひおりぽっちになってしまっても、なお権力におもねらない報道を、言論活動を、歯を食いしばってでも続けていく。場がなければ自分で作る。絶対に屈しない。そういう覚悟を持てる人なら、仕事のできる、できないは二の次、三の次で結構。ぜひ、わたしたちの仲間になってもらいたい。(本書より引用)
そうか、もう少し今のままでもいいのかなと。
今日は年に一度のハンドバイクのイベント。
参加している人たちの笑顔を、もっと日常にあって欲しいし、ならばハンドバイクが普通の自転車であっていい。
それでいいと思う。
2018年11月12日
タンデム自転車走行会
タンデム自転車の体験会の見学にお邪魔しました。
行政が開催する稀有なイベント。
パイロットとストーカー。
当事者とアテンド役。
行政と団体。
それぞれがコミュニケーションを取り合うことで、成り立つ交通。
タンデム自転車が受容されるのと同時に、アテンドする側という経験も社会に必要なスキルという文化が成長するだろうと思う。
部外者的立場からの視点では、主は横浜サイクルピクニック、提供がタンデム自転車交流協会、後援が横浜市道路局、といったところでしょうか。
ただし、募集自体は横浜市道路局が行っていたところを考えると、3者の理想がキレイに正三角形のバランスを得たイベントであったのだろうと思われます。
タンデム自転車を知ってもらい経験してもらいたい
タンデム自転車を乗ってもらい親しんでもらいたい、
本当にタンデム自転車が禁止されるべきものなのかを知りたい、
このような三角関係にイベントの経験が加わり、
タンデム自転車に触れ、乗車してもらい、楽しい実感を得てもらえたこと。
パイロットが全てを司っているのではなく、ストーカーの役割も大きく、一緒に操縦する感覚が必要、と伝えていたこと。
乗車降車のサポとからアンケートの聞き取りまで実生活では触れることのほぼ無い当事者の声を聞くことができたこと。
その経験から多くの発見があったのだろうと思うに容易いと感じました。
楽しさを伝える。これは自転車ゲームにも、タンデム自転車にも、ハンドバイクでだって必要な"はじめの一歩"だと確信しました。
なんのために自転車に乗るか?楽しいからだよな、と。
ルールを守った結果が安全であったり健康でなければ、それは楽しさではなく苦行になってしまいますね。
tetchin01 at 05:35|Permalink│Comments(0)