3輪車の科学・車いす補助車としての取付型ハンドバイク 33輪車の科学・車いす補助車としての取付型ハンドバイク 5

2012年01月22日

3輪車の科学・車いす補助車としての取付型ハンドバイク 4

3輪車の科学・車いす補助車としての取付型ハンドバイク 4



4  >取付型ハンドバイクの今後の課題<

これまでの内容により、ハンドバイクを単に自転車の扱いとして限定的な使用法に規定するのではなく、あくまで手の力を推進力に変換して歩行の補助として利用できることを述べてきた。

では、歩行補助として利用する場合の今後の展開をあげると以下となる。



「歩行補助車のインフラ」

このように取付型ハンドバイクを歩行補助車として含めることができると、現在ある歩行補助車の別名ハンドル型電動車いすとして整備されている施設を利用でき、鉄道各社が用意しているハンドル型電動車いすの対応状況をそのまま流用することができ、今後もそのバリアフリーの取り組みを利用者側からも後押しすることができる。

ただし、現行の歩行補助車の規定では全長が120cmとなっているため、取付型ハンドバイクのタイヤの基準を12インチとすると、全長で10〜15cmはみ出すようになる可能性がある。
それであっても多くのエレベータは余剰範囲があり、12インチタイヤであっても直線的に乗り込めることはサンプルが少なくても実証できたので、今後この歩行補助車としての扱いが実現できる時には法規を変更してもらえると嬉しい。



「取付型ハンドバイクの活用」

また、取付型ハンドバイクが自転車や歩行補助車として広く一般的になった場合に、どのような問題が起こりえるかを予想する。

○駐輪(車)
現在整備されている駐輪場は”健常者”が”普通自転車”を利用することを想定して設計されている施設がほとんどで、地下や上階に施設があり、階段のため歩行困難者では利用ができない場合や、前後輪の構造でラックに入らないと利用できない場合がある。

これは取付型ハンドバイクに限った設定ではないが、駐輪場に3輪の場所を設けられるようにすることや、乗用車でも駐車禁止除外の規定があるように、ハンドバイクや3輪自転車でも同様に駐車禁止を除外できる仕組みがあると利用しやすくなる。

○通行方法
今後歩道上の自転車通行が一方通行化されることが見込まれており、その場合、ハンドバイクはどのように振る舞うべきか。
矛盾した意見となるが、すべてのハンドバイクは自転車と同じルールで通行する方法が一つある。
もう一つは、自転車としてのハンドバイクは一方通行とされ、歩行者としてのハンドバイクは制限されず、通行帯も歩行者と同じとなる方法も考えられるが、幅員により曖昧となってしまう可能性がある。

○盗難
フレーム番号、製造番号によるシリアルナンバーにより、自転車と同じ防犯登録。
形状、利用方法が一般化するまでは理解されにくく、玩具のような認識をされてしまうことも考えられる。



以上懸案事項をあげたが、固定型にしろ取付型にしろ、今まで交通手段として無かったハンドバイクが移動手段として認知されてくると、普通自転車だけ、手動車いすだけで街を考えるとその枠に当てはまらなくなる。

車道に繰り出し、一見邪魔な存在になると考える向きもあるが、それであっても道路をどう共有するか、また、お互いに注意し合うことによって必然的に事故を防ぐことができるのであれば、それは邪魔な存在なのではなく、逆に、安全のためのペースメーカ的存在になりうる。

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