荒川の自転車通行帯シャフト

2012年06月17日

本気と書いてマジと読む

イタリアから、こりゃカッコいい!



で、この社のwebを拝見すると、http://www.maddilinecycle.com/それぞれのページに情熱的なメッセージが書かれているのである。

構造のデザイン、ペイントのデザイン、どれも満足のいく物であり、下手な”いたわり”を感じさせない、満足とは何かという本質を理解しているのだろうと感じずにはいられないのである。

取り扱っているハンドバイクの種類は
>RACE PRO EVOLUTION
>GP2 PLUS +
>RACE CROSS
>TRICICLO A PEDALE "HASE"

ただ、TRICICLO A PEDALE "HASE"についてはなぜこのページなのか、たぶんに3輪であるので健常者以外でも乗ることができる、ということなのであろう。





>RACE PRO EVOLUTION
いわゆるレース用のモデル。

>GP2 PLUS +
レース用をより乗り移りし易くしたモデル。

>RACE CROSS
電動アシストのBionXを搭載したモデル。
その詳細が記載されていないのでわからないが、もし、身体機能を補うための電動アシストなのであればこれがいきなり四肢麻痺対応のオプションが付いているはずがそれが無いということは、その名称からするとオフロード走行を想定しているのではないかと思われる。




何しろ注目は”GP2 PLUS +”。少々、画像をお借りして評価したい。
webの注釈から四肢麻痺モデルということがわかる。

以下引用、
<注:適応シフターとブレーキ四肢麻痺。 特別なアセンブリを使用したカスタムバージョン。 ruchiest様々な適応で入手できます。>(google翻訳での直訳)(原文:<NOTE: Adattamento comandi cambio e freno per tetraplegie. Versioni custom con assemblaggi speciali. Disponibili su ruchiesta vari adattamenti.>)
引用終わり。

画像の出典元:maddilinecycle GP2 PLUS +

○このモデルの注目箇所1、可変シート高
下の画像の通り、シートの高さが換えられるのである。どうやらサスペンションを搭載し、その動きもスムーズなのだろうと思われる。
走りやすさをそのままに、贅沢にもレース用のネックである移乗をし易くしたのである。左右の黒太いU字パイプでプッシュアップし易くしつつ、体の保持にも役立っているのではないかと思われる反面、肘が当たってしまう心配も考えられる。必要に応じて抜き差しできる機構である方が使い勝手がいいかと思われる。
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○このモデルの注目箇所2、シフター及びブレーキレバー
シフターについては既存のレバーを取付け位置を変えることによって、アゴでの操作が可能のようにしている。

もう一つのブレーキレバーについてはリムブレーキとディスクブレーキがあり、まずをリムブレーキを操作できるようにするため、ヘッド部にシフターレバーを付けてワーヤーを通している。
これは、リムブレーキはパーキングと予備ブレーキとしての機能をさせようとしていると思われる。そのため、しぼった方でレバーが固定されるシフターを使うことは理にかなっている。
指ではなく手のひらで操作するので、走行中は難しい。

次にディスクブレーキについては走行中常に使えるようにするためだろう、そのワイヤがクランクの根元の装置に繋がっている。
想像するに、クランクを逆回転させることでワイヤを引くことができる、言わばコースターブレーキと同じ機構なのだろうと思われる。
シュトリッカーのモデルでも電動アシストのモデルの画像にそれに似た部品が付いているが、いずれもその詳細は想像を超えない。

しかし、ワイヤをグリップまで伸ばす必要が無いこの機構は、意外にもレース用に使ってしまっていいのではないかと思えるのである。
その効き具合が実用に耐えるのであれば、外装ディレーラーの機体にはぜひ欲しいと思うのはレース用を持っていない者のエゴなのか。
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こりゃ、イタリアもアツイぞ。

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