2012年10月21日

中速の中のハンドバイク(その1)

いやはや、だいぶ月日は過ぎたものの、改めて中速モードについて書きたくなったのである。
もっとも、8月の土木学会のセミナーに参加したあと、とある先生に無理矢理送りつけたレポートのようなものをもう一度見直したものなのであるが。ま、自己満足である。(次回以降、貼付けた図に付けた表題のアルファベット記号が順不同なのはご容赦あれ)

1、はじめに

車いすに乗り始め20年以上も経ち、ハンドバイクに乗り始め10年近くになり、改めて「車いすとはなんだろう」という視点で考えてみると、そもそも「歩くことの代替」であることに改めて気がつかされた。
とはいえ、街中でハンドバイクはおろか車いすでさえ見かけることは希有であり、マイノリティの中のマイノリティとなる現状がとても不可解でしかたないのである。

そこで、脊損(脊髄損傷)であるところの我が身が今まで移動手段と考えられるのは、
1)車いす
2)公共交通機関
3)タクシー
4)自家用車
といったところで、さらに自分自身の感覚でいえば、
1)車いす
4)自家用車
だけが移動の基本としか考えていなかったのがハンドバイクを活用する前までの、今までであった。

自動車で建物から建物までの移動をし、建物内は車いすで移動をする。
単純にそのような感覚でいたように思う。

しかし、その考えにも壁に当たることが起きる。

週末となれば渋滞を起こし、もはや低速道路とでも呼べそうな高速道路。
停めたくても停められない、車いすマークの駐車場。
許可されたものが停められず、違法者がのうのうと停めている、路上駐車。
正直、週末の自家用車は車いす移動者にとって、移動手段としての選択肢としてその役割が果たせているか疑問に思える状態だと感じてやまない。いや、嫌気すら感じた。

それで車いすで遠出をするも、急な勾配があったり、水はけのための平ではない路面があり、視覚障がい者のための2cmの段差があり、とても4インチのキャスターでは路面から目を離せる状況ではなく、その緊張感の疲労から散歩とは言いづらいのが本当姿だと感じていた。

しかし、最近はハンドバイクや電車での移動が常になった週末。

この飛躍的な変化に「共存すること」への関係性があると感じ、整理するのがこの記事の目的である。

そして、あちら側(健常者)であと少しで現実となるであろう「超小型車」について、打ち出の小槌から飛び出した「中速グリーンモード」について考えたいと思う。

つづく。

tetchin01 at 19:05│Comments(0)TrackBack(0) 車いす補助車等(仮称) | Hand Bike

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