サンタライド続・ローラーだい

2012年12月26日

共同溝

前号のクリスマスライドの際、青山墓地の自転車道の脇を通りました。

あるコミュニティで話題になった”ダメダメな”自転車道の設置された場所です。
なぜダメダメか。道路構造令で定められた通りの”柵で区切られた”、”相互通行の”、”でたらめな運行がされてしまう”道なためです。
せっかく一車線を区切ったわけですから、同じ構造でも一方通行化するか、あえて柵ではなく自転車レーンになれば良かったのにと残念な意見が聞かれた訳です。

で、下記のグーグルマップの画像では設置前のようですが。

大きな地図で見る


ま、実際には設置されている自転車道の墓地の向かい側に当たる方が工事をしており、何の工事かと見てみると「共同溝」の工事でした。電線なのか水道なのか、具体的に何の共同なのかはわかりませんでしたが。
IMGP1138


そこで、ふと素人ながら思ったのですが、自転車道としての柵を使って重量のある車両を避けることにより共同溝が作れるのならば、市街地での無電柱化を勧めるきっかけになるのではないかと。

そしてそれは自転車レーンであればもっと場所の明示をすることができるので、
共同溝を作ることに関して、

工事の際に注意する場所を特定し易く、
自転車通行では損傷を与える度合いが低く
駐車禁止の確たる理由になる。

そのようなことが考えられるのではないかと感じました。

無電柱化を勧めるのは駅周辺の市街地の方がより求められるのだろうと考えられ、同様の地域の場合、

放置自転車撤去区域、
交通バリアフリーとして歩道整備の重点区域、
(道路の損傷と矛盾しますが)バスレーンの整備区域、

これらがうまい具合に重なるのではないかと考えられます。

電柱がなくなる、又は少なくなることで見通しが開ける。
狭い歩道はその有効幅員を見直しされ広くなる。
場合によっては広すぎる歩道を見直し再配分する。
複数車線の車道を見直し、歩道と自転車レーンに再配分する。

その副産物として無電柱化をすることができる。
地中の電線は倒壊などでの分断の危険がなくなる。
自転車レーンとして共同溝を明示することができる。
工事の際は自歩道として歩道を迂回路として共有する。

このように進めて行くことができればかなり開けた街並にもなるのではないかと、勝手に想像してしまいます。

問題点は、
管理する側の体制がそれぞれ違うこと。(ヒトはこれを縦割りと言う)
客観的に見れば、自転車利用者が今はまだデタラメな走り方をしている。
やはりこの2点でしょうか。
ま、後者にあっては自動車の脅威から逃げ回っていると考えることができますが。

それでも、道路を利用する者全てに共有できるような自転車政策を通して目標を持ち、それを進め管理する体制を持ち、時間をかけて持続的に勧めることができれば、将来に向けてとても大きな投資になることでしょう。

そして、その中にハンドバイクも入っていて欲しいと考えます。

また、バリアフリーとは障がい者だけを対象として行うことにバランスの悪さを感じ、こと自転車もまたもう一つのバリアに直面しているのだと感じて止みません。

以前感じた苛立ちを再燃させてしまいました。人間は学ぶべきで、やはりまたかと感じずにはいられません。ならば経験者であるモノが何かできないかと考えずにはいられない、のである。(^^)


ただの素人のぼやきです。
ツイッターならぬ、ボヤッキー。なんじゃそりゃ

tetchin01 at 22:28│Comments(0)TrackBack(0)日記 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
サンタライド続・ローラーだい