スキーの次!?プラスポケット

2015年07月18日

傍聴5

image


先日、横浜市の自転車等施策検討協議会の傍聴に行きました。
これで5回目です。
今回は傍聴にもう一人いらしてました。どのような方か知る由もありませんが。

さて、新年度の協議会となり事務局も体制が変わってしまってから初なる傍聴、さてはて。

仕切り直しの今回、平成27年度としてのスケジュールが示されました。
当日の資料を時系列で並べると以下のようになります。
image

ーーーーーーーーーー
 (1)4つのテーマごとの取り組み施策体系の確定
平成27年7月16日
 第5回 「とめる」「はしる」施策の検討
同9月1日
 第6回 「まもる」「いかす」施策の検討

 (2)取り組みの推進体制、スケジュール確定 パブリックコメント実施に向けた検討
同11月4日
 第7回 推進体制、スケジュールの検討 パブリックコメント実施に向けた検討

平成28年2月
 自転車総合計画に対するパブリックコメント実施

同3月以降
 自転車総合計画(案)の確定
ーーーーーーーーーー

計画が固まるのが年度末、そこから実際の行動が始まって、うまく浸透していったとして、望まれるような社会が現れるとして・・・。正直、他の前進的な市町村に比べたらノンビリ過ぎるかもしれない。

それでも一つの望みとしては”否定されていない”ということ。

傍聴としてはたから見ていても「こら!」と突っ込みたくなるような項目もなくなったし、間違った方向には進まなくて済むのかな、といったところ。

ということはそれだけ慎重に進んでいると見ることもできる。
反面、こうだ!と強く押し進まれてもいないなと見ることもできる。

次に、今回の主題である「まもる」「はしる」についての資料を確認したい。
なた、後日正式な資料がアップロードされるだろうところで、当日の資料の項目だけを下記に拾った。

image

ーーーーーーーーーー
資料3
とめる
使い方に応じた駐輪環境

『とめる』施策の方向性
1.施策の目指す姿
駐輪目的に応じた駐輪場の「量」と「質」の提供と、まちに適した駐輪対策。
2.実現に向けた課題と改善の方向性
 1)駐輪需要に応じて必要な駐輪場の「量」を確保する
  ■駐輪場の「量」の確保に向けた施策
   施策a 買い物利用等目的地へ直接アクセスする利用に対応した駐輪場の確保
    (1)【短期】公共空間を活用した駐輪場の確保
    (2)【長期】附置義務駐輪場制度の検討
    (3)【長期】自動車駐車場の駐輪場への転用可能性の検討
   施策b 鉄道利用等に対応した駐輪場の拡充
    (1)民間駐輪場への補助制度の拡充
    (2)最新の機械式立体駐輪場技術の導入検討
 2)多様な駐輪目的に対応するサービスの「質」を高める
  ■駐輪場の「質」の向上の考え方
  ■サービスの「質」の向上に向けた施策
   施策a 料金制度の改定
    (1)「時間料金制」の導入検討
    (2)利便性・サービス水準に基づく「変動料金制」の導入検討
   施策b 利便性を高める駐輪サービスの向上
    (1)分かりやすい駐輪場情報の提供
    (2)多様なニーズに対応し、安心して利用できる駐輪環境の構築
    (3)交通系ICカードなど料金収受方式の改良
    (4)駐輪ニーズに応じた、定期利用、一時利用の駐輪スペースの使い分け
   施策c 民間ノウハウのさらなる活用
 3)地域、民間、行政が連携し、まちに適した駐輪対策を進める
  ■公民連携による、まちに適した駐輪対策の考え方
  ■公民連携による、まちに適した駐輪対策に関する施策
   施策a 駅ごとの駐輪特性に応じた対策(優先対応駅での駐輪対策方針の策定)
    【駐輪問題に関する駅の分類】
    【基本的な方向性の整理と駅ごとの対策の考え方】
   施策b 地域駐輪問題解決に向けたガイドブックの検討
   施策c 放置しづらい環境の構築
    (1)放置自転車対策の強化
    (2)地域や警察、民間事業者と連携した放置自転車抑制の取り組み強化
    (3)心理的に「停めにくい」啓発手法の検討
   施策d 地域の実状に応じた自転車利用の需要バランスの調整
ーーーーーーーーーー
image

ーーーーーーーーーー
資料4
はしる
安全・快適な通行空間

『はしる』施策の方向性
 1.施策の目指す姿
  交通ルールを「まもる」ことを徹底した上で、歩行者・自転車・自動車のそれぞれが安全で快適に道路を利用できるように 自転車通行空間が整備されたまち

 2.実現に向けた課題と改善の方向性
  (1)目標を見据え自転車ネットワーク整備指針を見直す
   ■現行の整備指針の見直し
   ■整備指針の改訂に向けて整理すべき事項
    (1)計画対象路線の設定
    (2)わかりやすい目標の設定
    (3)整備優先順位の考え方の設定
    (4)整備形態の選定の考え方
    (5)整備形態に応じた設計の考え方
      A:整備形態別の標準断面の設定
      B:交差点部の基本構造の設定
      C:法定外表示の設定基準
      D:走行性向上のための配慮事項
      E:その他
    (6)PDCAに基づく計画推進の考え方
  (2)整備指針に沿った自転車通行空間整備実行計画をつくる
   ■自転車通行空間の整備を着実に推進するための「実行計画の策定」
   ■実行計画策定に向けて整理すべき事項
    (1)実行計画における指標設定の考え方
    (2)実行計画での整備対象路線の抽出の検討
    (3)道路状況に応じた整備形態の選定
    (4)重点エリア内における自転車通行空間確保(個別安全確保策)の検討
    (5)自転車通行空間整備路線での自転車通行規制の見直しの必要性の検討
  (3)円滑な整備を実現する合意形成の手順と推進体制をつくる
   ■整備指針+実行計画での整備を進める体制に向けて
   ■合意形成の手順、体制の検討に向けた整理すべき事項
    考え方(1) 合意形成に向けた情報公開の仕組みの構築
    考え方(2) 庁内の推進体制・関係機関の連携体制の構築
ーーーーーーーーーー

さて、どうだろうか。
正直、これだけだと目の前にある、より具体的な課題に対する取り組みが想像しにくく、ユーザー心理に響かないのかもしれない。

平たく言えば、教科書のよう。といったところだろうか。

全体を通して、「〜の検討」という言葉が気になった。
これも平たく言えば「どうする?やってみる?」とユーザー側にも投げかけられていると見て良いはずだ。
以下にその”検討”がつく項目だけを抜き出した。
順番にコピペをしただけなので、全体のどこなのかは追って見てもらいたい。
ーーーーーーーーーー
(2)【長期】附置義務駐輪場制度の検討
(3)【長期】自動車駐車場の駐輪場への転用可能性の検討
(2)最新の機械式立体駐輪場技術の導入検討
(1)「時間料金制」の導入検討
(2)利便性・サービス水準に基づく「変動料金制」の導入検討
施策b 地域駐輪問題解決に向けたガイドブックの検討
(3)心理的に「停めにくい」啓発手法の検討
(2)実行計画での整備対象路線の抽出の検討
(4)重点エリア内における自転車通行空間確保(個別安全確保策)の検討
(5)自転車通行空間整備路線での自転車通行規制の見直しの必要性の検討
ーーーーーーーーーー
見方を変えればアイデア募集と見ることもできるし、問題点の解決方法だろうと考えている項目でもある。
ならば問題点の本質は何か、ユーザー側でもできることは何か、それを行政側も求めていると考えていいだろう。

もう一つ、協議会の中でのやり取りで印象深いものがあった。
それは「外国籍の人の対応を考えなくてはならない」というもの。

標識、路面表示、ガイドブック、駐輪場表示など、何カ国のどの国の言葉までをカバーしなくてはならないのか、というものだ。
途中の話題で、最近の小学校の運動会のエピソードがあった「最近の徒競走のスタート前に8カ国語で対応しなくてはならない要な状況である」というもの。

それはそうだ、「自転車専用」などと道路に書こうとしてそれが8カ国分。
それじゃ、スターウォーズのオープニングのようになってしまう。(^^;)

個人的にそれは、個人に合わせたより丁寧な対応(8カ国なら8カ国の)と、たった一つのシンプルな表現(シンボルマークだけ)の組み合わせを、継続的に、網羅して行っていくことが重要だろうと思う。

最初にも書いたように全体的に”間違った方向には行かなそうだ”と安心して聞けた内容だ。
ただ、これは委員にかの絹代さんがいることの意味合いが相当に大きい。
そう、横浜的に例えるならばまさに”黒船”なのかもしれない。

マイナスに動きそうなところを軌道修正してもらい、事務局にすらこの自転車総合計画を制定することの何が本質の問題なのかを気づかせてもらったのだと考えている。
それは今までの計画を見直さなくてはならないとの危機感から始まったはずであり、逆にそれが誰か(例えば国)から言われてやっているとなっては本末転倒、意味がない。

協議会、パブコメ、自転車総合計画。
そう、最後には横浜市として自転車の扱い方が”変わる”。

大雑把に言って、今、国の中央省庁で作られようとしているガイドラインをコピペしていると言っても良いだろう。
その国のガイドラインさえ、良くも悪くも自転車ユーザー側に大きく舵を切って、多くの意見を聞き入れながら変えようとしている。
コピペといことは横浜市の計画もユーザーの意見を入れたいと考えているはず。

何が問題で、何が解決策で、それを改善するための方法と、ネックとなる課題と、本当に結果として現れるのかという課題。
(これは施策にもあるとおり、いわゆるPDCAサイクルのこと)

計画だけ変わったのに結果が変わらなくては、元も子もない。
これが行政側の警察側の協議会の、そして他人側のせいだと最後に言えるのだろうか。

自転車にとって、
こんなに当事者の意見を求められている時代があったのだろうか?
と声を大にして言いたい。

傍聴があったことも知らないとか、どうせ意見も言えない、など考えてないだろうか。
具体的な議題がアップロードされているのが直前である感は否めない。それでも傍聴の日程は既に公表されている。
確かに、傍聴の席では発言できない。それでもこのネットでの社会がある。
メールだって市長あて事務局あて区役所あて、FAXだろうが郵便であろうが、自分の考えを伝える方法はいくつもの方法はある。

「知らないわからない」自転車が社会問題化される昨今、問題の本質のどこかにこの言葉が潜んでいると考えている。

これだけ丁寧に変えようとしている市町村の計画も少ないのではないかと感じる。
もし、どうせ変わらないとか、変わったところでどうしようもない、と考えているのであれば人任せにしたことを後悔するだろう。一人一人の考え方が伝わればその未来が変わる。

最後に、ハンドバイクとして。
エピソードして中段に外国籍の方の話題が出たことを書いたが、外国籍の方を「情報弱者」と置き換えることができる。
交通弱者という言葉があるがこの情報弱者は交通弱者に内包される言葉になる。

平たく言えば、視覚障害者とも同じ立ち位値にもなるということ。
ちなみに視覚障害者は、「視覚”情報”」と「情報に伴う機敏な動き」の2つが”弱い”と考えられ、外国籍というのも国籍だけの問題ではなく、正確には「情報の識別」という”情報”の判断がしづらい状態のことだと言うことができる。(日本国籍でも日本語が不得手の方もいるように)

そして、ハンドバイクは歩行という運動機能の”弱者”である。

本当は今回の協議会でもっとリードする言葉で投げかけてここを煮詰めてほしかったこと、それは”弱者”の抱える課題の本質を見つめることによって全体を押し上げる解決方法が見つかる、ということに。

ハンドバイクとしてシツコクこの協議会を追っているのもそこにある。
たぶん最後まで個別にハンドバイクを取り上げた仕組みはできない。
それでもハンドバイクとの共通項を提案することによってどう共存できるかを意見することはできる。
”弱者”にならないためにはその社会に”参加”することが必要であり、見切られてもならないし、見切ってもならない。
ただ傍聴に参加する、それが唯一の参加方法ならば貴重な休暇をそれに充てることは価値がある。(^^)

ということで次回は9月1日、防災の日だ。
かの震災の日、何か考えることがあったのなら傍聴してみても良いのではないかと思う。

まだまだ先はながいなぁ。

tetchin01 at 18:54│Comments(0)TrackBack(0) 日記 | 車いす補助車等(仮称)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
スキーの次!?プラスポケット