2015年12月30日

「横浜市自転車総合計画」とハンドバイク

「もしも」ではなく、「きっと」対応が必要だと認知されますように。

 「※特殊な自転車への対応が必要と判断した場合」

<横浜市自転車総合計画素案 P106 第4章 施策計画 【いかす】から引用>
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(6)第5章 スケジュール(P99〜107) (PDF形式 1,252KB)
http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/kotsujitensya/pablic/jitensyakeikaku-soan-6.pdf

ということで、

いよいよ、横浜市からパブリクコメントを募集する案内が公表された。
(発表は平成27年12月15日)

「横浜市自転車総合計画」素案の市民意見募集(パブリックコメント)の実施について
http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/kotsujitensya/jitensya-pabliccomment.html

この素案は107ページというボリューム。

過去の計画は思わず嘆きたくなるような内容だったものの、今回の計画はかなり気合いの入った内容であり、この計画が現実のものとなったおりには、ハンドバイクとしても移動手段として確立されるという将来が予想される。

正式に発表された資料はこの年末の休みでやっと読めた。


そして注目は、P96だ。

(上記同様、横浜市自転車総合計画素案から引用)
<2 障害者、高齢者にも利用しやすい専用自転車への対応のあり方の検討
身体のバランスがとりにくい高齢者や障害者の方でも利用しやすい三輪自転車や、障害の種別や程度に 合わせてつくられたハンドバイク、タンデム自転車など、これまで自転車に乗ることができなかった人で も利用できる自転車が開発されています。
これらの情報の周知や特殊な自転車の乗り方、とめ方の伝達等について、必要に応じ検討を行います。>
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普通自転車だけが目的ではない内容が入ったというわけだ。

ただし、冒頭に書いたように残念ながらまだ認知はされていない。
利用者、頻度、サイズ、重要性、その実状が伝わっていない。
いや、拒否されているわけではなく、そのチャンネルというべきか機会が少ないのだろう。

このパブリックコメントはその機会の一つ。
個人的に現時点で聞いている範囲では、上記の前提が示されたのは日本国内では唯一だろう。
だとすれば、利用者側もその機会を逃してしまえば、もしかしたら後世まで続く損失になるのかもしれない。

機会を逃して、
どうしようもならなくなってから後追いでバリアフリーを繰り返すのか。
機会を掴んで、
それが当たり前の世の中としてユニバーサルデザインの都市となるか。だ。

ただし不安もある。
ハンドバイクの場合、車いす取付型としてのアダプター、一体型としてのとしてのレースタイプ。
レースはあくまでもレースだと、機械構造として、危険回避能力として天秤にかけられる可能性もあるだろう。
問題は、そこからハンドバイクの全てが否定されてしまわないかということ。

(追記)
この内容のカテゴリである「いかす」について、総合計画が示された当初は直線的に4つのテーマが並ぶイメージが頭に浮かび、それでは抑制が先行して目的がそれてしまうのではないかと考えていた。

しかし、総合計画全体を見回すと、「P36 3 横浜市の自転車利用の考え方」の項に
<基本的な方向性として、自転車利用を「促進」する取組を進めます。>
(上記同様、横浜市自転車総合計画素案から引用)
とある文言から考えればそのイメージは違うのだろう。

そして、このブログで主張している通りに表現すれば、普通自転車以外の自転車のための環境を整えることがすなわち普通自転車のためになる。
言い換えれば、障害者、高齢者向けの自転車の活用を考えることが健常者の自転車を活用するためのきっかけになる。
ということ。それをイメージして作画してみた。
4つのテーマ
上段のイメージではなく、下段が正解なのだろう。
結局は「いかす」ためのことを考えればその他のテーマをせざるを得ない。
ここにハンドバイクが、障害者の使う自転車が社会を牽引する役割になり得る可能性がある。
(追記終わり)

そして、「※特殊な自転車への対応が必要と判断した場合」は、はたして横浜市だけで取り組むのはモッタイナイことだと思う。
隣接する市町村とは道がつながり、道路交通法・公安細則の範囲は県であり、今まさに多くの市町村が計画を立案しようとしている。

どうかこれが呼び水となり、良い波として波及されていくことを切に願う。






ちなみに、募集期間は

平成28年2月1日(月)から平成28年3月4日(金)まで ※郵送の場合は、当日消印有効

とのこと。
開始までも時間はあるし、終了までも時間はある。
横浜市民以外でも通勤、通学者であることを明記するようになっている。
(ただし、市民以外が出して「良い」とも「悪い」とも書かれていない。ということは、反映されなくても参考意見は・・・以下省略)


未来予想図を夢見て、自分の走る姿を初夢に如何でしょうか?



(追伸)
本年も1年お世話になりました。
来年もさらにお付き合いのほど、よろしくお願いします。

tetchin01 at 20:07│Comments(0)TrackBack(0) 車いす補助車等(仮称) | 日記

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